2014年9月下旬に妻と三泊四日でグアム旅行に行ってきた。
ホテルの部屋は喫煙室だったのだが、妻は大の嫌煙家なので室内でタバコを吸う事は許してもらえず、普段自宅でタバコを吸っている時と同様にベランダで吸う事となった。
確か図書館で借りたグアムのガイドブックに記載されていたと思うのだが、グアムは法律により原則的には屋内での喫煙は禁止されているとの事。
屋内でタバコが吸える場所はごく限られた場所だけだった。
その代わりに屋外の歩道脇には公共の喫煙スペース|(灰皿が置いてあるだけだが)が点在していた。
確か二日目の昼の出来事だったと思うのだが、妻がショッピングモールでウインドウショッピングをしている時に、私は屋外のバス停のベンチに座りタバコを吸っていた。バス停のすぐ近くに灰皿が設置されていたので、私は安心して一服を楽しんでいた。
すると、私の目の前に一人の工事現場で働く作業員風の男性が現れた。
もしかして、この場所ではタバコを吸ってはいけなかったのか?
私は高校生時代に60点以上で合格の全商英検二級を、61点というギリギリの点数で合格したが、英語で話されても全くわからないぞ。話しかけられたらどうしよう……。
そんな事を考えていたら、案の定その男性はジェスチャーを交えて私に話しかけてきた。
(以下の男性の言葉は私がジェスチャーから読み取った勝手解釈である)
男性:『すまないがタバコを一本をくれないか?』
私 :『オーケー』|(私は男性にタバコを一本あげた)
男性:『ありがとう。俺のボスはタバコを吸うなとうるさくてな。全く参っているよ』
私 :|(とりあえず笑顔)
男性:『タバコありがとうね』|(男性は|踵《きびす》を返し立ち去った)
私 :『バーイ!』
異国の地の街角でそんなコミュニケーションが交わされた。
私の吸っているタバコはメンソール系のタバコで、フィルター部分に小さいカプセルが入っており、そのカプセルを指で押しつぶして吸うことによってよりメンソール感が味わえるタバコだ。
私が英語が話せない事によって、タバコをあげた男性に私の吸っているタバコの本来の味わい方を伝える事ができなかった。
英語は国際語。今後も海外旅行に行く機会があるだろうし、外国人とのコミュニケーションを取るには英会話は習得したい。
と、タバコをあげた男性と別れた後に私はタバコを吸いながら思った。
しかし、今の私は読書と小説を書く事に関心が向いているので、英会話の勉強は当分しないだろうと思う。
とは言え、6年後の2020年の東京オリンピックまでには英会話を習得したい。
なんとものんびりした計画だが、東京オリンピックの際には海外から大勢の外国人が来日するはずだ。英会話を習得しておいて損はないと思う。
今回はこのへんで。
それではまた。